MotorGuide Tour Pro キャリブレーション
Tour Proのアンカーロック機能は、キャリブレーションの情報を元に動作します。キャリブレーションが正しく実施されていない状態で、アンカーロック機能を使用すると予期せぬ動作が発生し、転倒や落水などの事故を招く恐れがあります。アンカーロック機能は必ずキャリブレーションを行った上で使用してください。
準備
- ツアープロをマウントに上げます。
- 電源を切ってから20秒待ちます。
- 再度電源を入れます。
- ツアープロを下ろして、展開状態にします。
M283GPSセンターアライメントのキャリブレーション
このキャリブレーションは、ツアープロがGPSを取得した状態で行ってください。
トップハウジングとロアユニットのセンター位置を設定します。
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【重要】インジケーターをヘッドと同じ向きに揃えます。
- リモコンのMを押しながら、数字を2→8→3の順番に押し、Mを離します。
- ロアユニットが右に45°ほど動いて元に戻ります。
以上で、M283キャリブレーションが完了します。
M284フットペダル可動域のキャリブレーション
フットペダルの可動域を調整します。
- フットペダルをペダル台に対して水平になるよう調整します。
- リモコンのMを押しながら、数字を2→8→4の順番に押し、Mを離します。
- ペダルが自動的にかかと側に下ります。
- ペダルが自動的につま先側に下ります。
- ペダルがもう一度かかと側に下ります。
以上で、M284キャリブレーションが完了します。
M285センサーモジュールキャリブレーション
ワイヤーケーブル内の電動アシスト用センサーモジュールのキャリブレーションです。
ワイヤーの張り具合を確認し、電動アシストの強弱を調整します。
- フットペダルを水平位置と、かかと側の一番下まで下ろした位置との真ん中になるよう調整します。
- リモコンのMを押しながら、数字を2→8→5の順番に押し、Mを離します。
- ペダルが自動的に水平位置まで動きます。
- ペダルが自動的にかかと側に下ります。
- ペダルが自動的につま先側に下ります。
- ペダルがもう一度かかと側に下ります。
以上で、M285キャリブレーションが完了します。
M112取付角度キャリブレーション(ツアープロ取扱説明書P.40~)
このキャリブレーションは、ツアープロがGPSを取得した状態で行ってください。
船体に対して、直進方向がどの向きであるかを設定します。
- 【重要】インジケーターがキールと平行に向くように調整します。
※トップハウジングやマウントの向きは関係ありません。
- リモコンのMを押しながら、数字を1→1→2の順番に押し、Mを離します。
- “ピロリ”と音がして、GPSステータスLEDが消灯します。少し間をおいてもう一度“ピロリ”と音がしたあと、GPSステータスLEDが点灯します。
以上で、M112キャリブレーションが完了します。
M111コンパスキャリブレーション(ツアープロ取扱説明書P.41~)
このキャリブレーションは、ツアープロがGPSを取得した状態で行ってください。
ツアープロがどの方角を向いて進んでいるのかを設定します。
エレキを使ってキャリブレーションを行う場合
- スピードコントロールを2 or 3に設定します。
- インジケーターを左右どちらかに向けます。(回転させる向き)
- リモコンのMを押しながら、数字を1→1→1の順番に押し、Mを離します。
- “ピー”とやや長い音がして、GPSステータスLEDが消えます。
- 手でモメンタリースイッチを押して、ボートを2周回転させます。
※回転中はスピードコントロールを変更したり、ペダルを動かしたりしないでください。
- 2周目が終わりに近づくと“ピロリ”と音がします。ツアープロがGPSを取得し、ビープ音が1回鳴り、GPSステータスLEDが点灯します。
- 上記3~6の手順を2~3回繰り返します。
船外機を使う、もしくはボートトレーラー上でキャリブレーションを行う場合
- リモコンのMを押しながら、数字を1→1→1の順番に押し、Mを離します。
- “ピー”とやや長い音がして、GPSステータスLEDが消えます。
- ボートを2周回転させます。
- 船外機で行う場合
メインエンジンを使って円を描くようにゆっくりとボートを2周回転させます。
- トレーラー上で行う場合
ボートをトレーラーに載せた状態で、ゆっくりと2周回転させます。
- 2周目が終わりに近づくと“ピロリ”と音がします。ツアープロがGPSを取得し、ビープ音が1回鳴り、GPSステータスLEDが点灯します。
- 上記A~Dの手順を2~3回繰り返します。
以上で、M111キャリブレーションが完了します。
※M111コンパスキャリブレーションは、2~3回程度繰り返し行うことで精度が向上します。Lowrance魚探との連動で、コンパス精度が確認可能です。